このところ、毎日・毎日、GILETS JAUNES、ジレ・ジョーンヌ、黄色いチョッキ・ベストを着たガソリン燃料課税反対のデモの人々の話題ばかりのフランス、この黄色いチョッキ・ベストとは国道や高速道路で事故った時に車道で作業をする際に着るペラペラの緊急着のこと、タイヤがパンクをして緊急にその場でタイヤ交換をする時とか着るもの、これはオブリガトワール・クルマ運転では義務になっているもの、その黄色いチョッキ・ベストがクルマ用品専門店から売り切れで消えた、一枚が8€弱・約千円ぐらい・・・なぜかというと、これをクルマの運転席のフロントガラスの前に置いて運転しないとデモ隊にクルマを強制的に止められて通過できないから、そして、支持していますよーのクラクションも鳴らさないとクルマは通過できない、なにか、日本の江戸時代の関所の通行証のようなものになっている・・・このジレ・ジョーンヌ運動に、84%のフランス人が支持をしている、十人に八人がソリダリテ・連帯をしている・・・その市民運動が新約聖書のヨハネの黙示録の「アルファでありオメガである」のようになっている、無限性の不平不満・・・とどのつまり、ガソリン燃料課税反対から、高速道路の通過料金の値下げ、最低給料の引き上げ、物価高への反発、雇用をふやせ、住宅促進問題、年金支給額の少なさ、などなどに、プチ・ちっちゃな火が社会的な大火事になろうとしている・・・早い話しが全ての税金を下げろという声になる、そして、ノエル・クリスマスの前にボーナスをくれー、富める者と・富めざる者との貧富の格差問題、世界中がいずこも同じ晩秋の夕暮れになる・・・この限りない・終わることのない庶民の不平不満が爆発するとフランス社会はクライシス・危機の時代に突入する・・・秋の終わりになるとフランス人が食べる伝統的な、ア・ラ・カンパーニュ、田舎的料理の中に、コンフィ・ド・カナール、合鴨肉の脂漬け、カナール・合鴨に塩をして鴨の脂で漬けたもの、モモ肉が4~5パーツ・部分も入っている缶詰・・・田舎のフランス人の家にはどこの家にも、この保存食が買い置きしてある・・・ほんれほんれ、このように鴨の脂で包まれた合鴨の塩モモ肉がボンジュール・こんにちはー・・・この脂は捨てないで、これに付け合わせのジャガイモをフライパンでソテ・焼き煮する時に使う、強烈なニオイがする、それが食欲をそそるのだと言う・・・コンフィ・ド・カナールは中火のフライパンでじっくりと焦げ目がつくまでソテ・焼き煮するだけーの超カンターンなお料理、小学校の女の子でもできる・・・ワインは地元のペリゴール地方のタンニンの強いカオールの赤ワインがいい、これはフォアグラになる合鴨のフォア・肝臓を取って残った合鴨のお肉から作る、フランスの田舎の保存食、ちょっとゲテもの感あり、女性は好きではない・・・新約聖書のヨハネの黙示録が登場したので、ウィリアム・ブレイク作「アポカリプス・この世の終わりに登場する七つの頭を持った獣」1799~1810年、紙にアクリル・水彩画、39X35cm、アメリカ・ワシントンDC のナショナル・ギャラリーのコレクション・・・・カトリック・キリスト教の世界では、アポカリプス・この世の終わりに七つの頭を持った獣・悪魔と七人の天使が善悪をかけて戦うという予言がある、イギリス人の詩人であり、絵描きのブレイクはそういう光景が実際に見えたのだという、イリュジオン・幻想だと言えばそれまでだけれども・・・しかし、地球プラネットはカソリック・キリスト教だけのものではない、何を言わんとしているかおわかりになりぬれろ・・・晩秋のフレンチFMラジオから、Dire Straits - Walk Of Life - YouTube 、イギリスのロックバンド、ダイアー・ストレイツ(この意味は、日本の滝沢カレン風の四文字熟語で言えば、絶体絶命のロックバンド)が歌う、ウォーク・オブ・ライフ、あんたがするべきこと、常にやるべきこと・仕事・・・チャオ・・・